ASP.NET では、コードビハインドにより、aspx ファイルにコードを記述することは少ない。
更新系画面開発では、コードビハインドは、生産性を高めるが、参照系画面開発では、コードビハインドを使わないという選択肢もある。
コードビハインドを使わない場合は、aspx ファイルのみで完結するので、ポータビリティが高い。
つまり、*.dll ファイルを扱う必要がない。ASP.NET の前身である ASP と同様に扱うことができる。
ただし、aspx ファイル上にコードを記述した場合は、コンパイルによりチェックが行われないので注意する。
今回は、aspx ファイルにコードを記述する際に、ネームスペースのエイリアスを宣言する方法を紹介する。
以下は、通常のネームスペース宣言。C# の "using System.Web.UI.WebControls;" と同義。
<%@ Import Namespace="System.Web.UI.WebControls" %>
以下は、ネームスペースのエイリアス宣言。C# の "using WC = System.Web.UI.WebControls;" と同義。
<%@ Import Namespace="WC=System.Web.UI.WebControls" %>
Namespace 属性の値には、スペースを含めないことに注意する。スペースが含まれる場合は、エラーとなる。
以下は、クラスのエイリアス宣言。C# の "using Href= System.Web.UI.WebControls.HyperLink;" と同義。
<%@ Import Namespace="Href=System.Web.UI.WebControls.HyperLink" %>
この場合も、Namespace 属性の値に、スペースを含めないことに注意する。
LAMP の PHP、Perl と比較しても、aspx ファイルのみで Web サイトの開発を行えば、充分にポータビリティが確保できる。
コメント (0)
コメントの投稿