ThinkPad X30 で ReadyBoost 高速化 CF カード 編
ThinkPad X30 で ReadyBoost 高速化 CF 編
前回の記事では、ReadyBoost の必要条件を満たさないメディアを強制的に ReadyBoost に設定する方法を紹介した。
しかしこの方法は、もちろんサポート範囲外の設定となり、パフォーマンスの向上もさほど期待できない。
そこで、オーソドックスに ThinkPad X30 の CF スロットに CF カードを搭載することとした。
以下の CF カードを購入した。
そして、CF スロットに設置、"リムーバブルディスク" として認識される。[自動再生] ダイアログが起動し、[全般オプション] の [システムの高速化] を選択。
しかし、"このデバイスは ReadyBoost に使用できません。" とエラーが表示されてしまった。
"CrystalDiskMark" で、CF カードの性能を計測してみた。
以下は、今回購入した CF カード(SILICONPOWER 200倍速CFカード 8GB SP008GBCFC200V10) の計測結果。
以下は、参考として、前回の記事で紹介した SDHC + CF アダプタ。
CF カードと、SDHC + CF アダプタで比較しても大きなパフォーマンスの違いはない。
Windows PC アクセラレータのホワイトペーパーには、"Windows ReadyBoost" の必要条件として、以下のような記述がある。
Flash Performance
Flash storage devices must meet minimum performance requirements to support
ReadyBoost, including 2.5 MB/s throughput for random 4K reads and 1.75 MB/s for
random 512 K writes.
Higher performance requirements must be met for the device to be designated as
“enhanced for ReadyBoost”: 5 MB/s for random 4K reads and 3 MB/s for randmon 512
K writes. Microsoft recommends that users use devices enhanced for ReadyBoost to
take full advantage of the benefits provided by ReadyBoost.
必要条件としては、以下が定義されている。
- ランダムリード 4K: 2.5 MB/s
- ランダムライト 512K: 1.75 MB/s
CF カード(SILICONPOWER 200倍速CFカード 8GB SP008GBCFC200V10) を使用した場合は、以下のスペックとなるので、リード、ライトともにスペックを満たしていない。
- ランダムリード 4K: 1.130 MB/s
- ランダムライト 512K: 1.232 MB/s
やはり、ThinkPad X30 を UMPC とするには、SSD 化しかないのかという思い。
EeePC 買った方がとも思いつつ、ThinkPad X30 UMPC 化計画は続く。
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