C# での Web アプリの開発においては、.NET Core で、クロス プラットフォーム対応になり、現在では、稼働 OS を意識することなく開発を行うことができるようになりました。
とは言ってもアプリ開発を Windows 上で行っているので、あえて本番稼働の OS を Linux を選択することはないかなと思っていましたが、最近では、Azure App Service を使用する場合、Linux を選択して使用するようになりました。
その最たる理由は価格です。以下に主要なプランの価格の比較を行っています。
No. | OS | 共有(D1) | Basic(B1) | Standard(S1) | Premium(P1v2) | Isolated(I1) |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | Windows | ¥1,577.678/月 | ¥9,125.780/月 | ¥12,167.706/月 | ¥24,335.412/月 | ¥41,246.461/月 |
2 | Linux | 該当なし | ¥1,959.207/月 | ¥11,549.009/月 | ¥12,683.287/月 | ¥39,184.138/月 |
(*) 2023/08 時点での価格
- Windows: https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/app-service/windows/
- Linux: https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/app-service/linux/
どのプランでも Linux の方が、安く、特に B1 と P1v2 では、圧倒的に安く設定されています。 個人的には、B1 を約二千円 / 月で使うことができることが嬉しい。B1 は、vCPU x 1, RAM 1.75GB, Storage 10GB とスペックは低いですが、カスタムドメイン、カスタムドメインに対するマネージド証明書がサポートされています。SLA も 99.95% に設定されています。
もし、Azure App Service を利用していて、コストに課題がある場合は、Azure App Service on Linux の選択を検討いただければと思います。
コメント (0)
コメントの投稿