Windows 7 自動ログオンの設定

2010/05/05

UMPC は、ローカルストレージに機密情報、個人情報が含まれないように構成することにより、シンクライアントとして利用されることがある。

このようなシンクライアントでは、OS 起動時にローカルの OS にログオンし、さらに、VPN なり、インターネット経由でサー側の仮想クライアント OS にログオンする。

ローカルには、何の情報も保持していないのであれば、ログオンを二度するのは煩雑だ。
(*) ローカル PC にモバイルネットワークのプロファイル、リモートサーバーのログイン ID 及びパスワードを保持している場合は、盗難による脅威にさらされるため、以降の手順は実施するべきではない。

そこで、今回は、Windows 7 で OS の起動時に任意のアカウントで自動ログオンする方法を説明する。
(*) "管理者" 権限のあるユーザーを自動ログオンに設定すべきではない。当手順の任意のユーザーは、"標準ユーザー" 権限のみが付与されているものとする。

[スタート] -> [プログラムとファイルの検索] エディットボックスに、以下のコマンドを入力 -> [Enter] 。もちろん、コマンドラインからの実行でもよい。( 動作としては、"%SystemDrive%C:\Windows\System32\Netplwiz.exe"  が起動される。"%SystemDrive%C:\Windows\System32\" は、PATH に追加されている ) 。

netplwiz

[ユーザー アカウント] ダイアログが起動する。

[このコンピューターのユーザー] リストの、自動ログオンしたい任意のユーザーを選択し、[ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要] のチェックを外す。

[このコンピューターのユーザー] リストが、無効化 (Disable) されていることを確認する。

[OK] ボタンをクリック後、パスワードが要求されるので、任意のユーザーのパスワードを入力して、設定を確定する。

Windows 7 を再起動し、自動ログオンすることを確認する。

コメント (0)

コメントの投稿