ML115 G5 に 8G のメモリを搭載、クアッドコアの CPU を搭載した。そこに、 Hyper-V を入れて仮想マシンを評価環境としている。仮想マシン数が少ない時には、今までの仮想化技術より飛躍的にパフォーマンスが上がったことを体感した。

しかし、複数の仮想マシンをホストすると、少々、もっさり感がでてくる。メモリも CPU もさほど、やっぱり、ディスク IO かなと思い、少々調べてゆくと、どうも "仮想ネットワーク" に問題がありそうだとわかった。

ML115 G5 は、オンボード NIC で、LAN ポートは一つ、評価環境では、そのオンボード NIC を複数の仮想マシンで使用していた。どうもこれがボトルネックになってるようなので、具体的な数値計測はないが、検証を行ってみた。

ML115 G5 には、一つの PCI バスが空いているので、ここに NIC を増設する。この検証では、以下の NIC を利用した。

[Hyper-V マネジャー] の [仮想ネットワークマネジャー] を起動する。[新しい仮想ネットワーク] を選択し、[名前] に "仮想ネットワーク1"(任意)、[外部] を選択し、[追加] -> [接続の種類] -> [外部] で、"Realtek RTL8169/8110 Family PCI Gigabit Ethernet NIC (NDIS 6.20)" を選択する。

[仮想マシン] 選択、右クリックから、[設定] -> [ネットワークアダプター] を選択し、"仮想ネットワーク1"(任意) を設定する。

このように、複数の仮想マシンのネットワークを新しいアダプターにし、オンボードの NIC は、ネイティブの Hyper-V サーバー専用とした。

結果、体感ではあるものの、動作がかなり早くなったと実感した。

さらに、NIC を追加したくなったので、UE-200TX-G で NIC を追加した。USB なので、不安もあったが、仮想サーバーに割り当てても問題なく動作している。

今では、UE-200TX-G を複数増設すれば良かったのかなとも思っている。

以下にこの記事の補足を掲載した。


Hyper-V のチューニング 補足

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