MASUDAQ BLOG

NO DEVELOPMENT NO LIFE.

Hyper-V への FreeNAS のインストール

2011/01/30

Hyper-V は、検証環境構築のプラットフォームとしても有用だ。 特に大規模案件では、多くのノードを構築することがあり、これを物理的に構築するのと比較して、コスト面で大きなメリットがある。 各任意の状態でスナップショットを作成しておき、必要とする状態の環境を復元できることは、非常に生産性を向上させる。 Windows の大規模構成では、クラスタ環境 (MSCS)を構築することが多々あり、本番環境と同様の環境を再現し、検証、テスト環境を構築する手間、コストがインフラ技術者を悩ませてきた。 Hyper-V では、iSCSI を用いることにより共有ディスクを構成し、クラスタ環境の構築が可能。 今回は、Hyper-V 上の仮想 OS で、iSCSI によって、クラス...

仮想マシンの Windows Update で、0x80072EE2 が発生 解決編

2010/11/10
★★★★

前回の記事では、Hyper-V 仮想マシン (Windows Server 2008 R2) で、Windows Update を実行すると0x80072EE2 エラーが発生してしまう障害を紹介した。 さらには、いくつかの試行の末、仮想マシンにマップした NIC の相性、Windows Server 2008 R2 との相性の問題と推測した。 今回は、これらの絞り込みの結果から、さらに調査を行い、0x80072EE2 エラーを解決できたので、これを紹介する。 調査の結果、以下の記事にたどりついた。 Windows Update Error 80072EE2 - Hyper-V Guest issues.... 原因は、物理 NIC のオフロードオプション設定...

Hyper-V 仮想マシンのエクスポート

2010/11/09
★★

Hyper-V 仮想マシンを他のHyper-V 仮想マシンホストに移行する方法を紹介する。 事前にエクスポートしたい仮想マシンをシャットダウンしておく。 エクスポートでは、スナップショットもエクスポートされるので、必要のないスナップショットは削除しておく。 大量にスナップショットがある場合、エクスポートに時間を要する。 また、エクスポートを行ってももとのファイルは削除されないので、バックアップを取っておく必要はない。 [Hyper-V マネージャー] より、エクスポートする仮想マシンを選択し、右クリックメニュー [エクスポート] を選択する。 [仮想マシンのエクスポート] で、エクスポート先のフォルダを指定する。 [エクスポート] をクリックする。 指定し...

ゲスト OS の Windows Update で、0x80072EE2 が発生

2010/11/09
★★★

Hyper-V 仮想マシンにおいて、前回に続いて、またもや"0x80072EE2" エラーが発生してしまった。 前回は、ライセンス認証で発生したが、今回は、Windows Update で同エラーが再現した。 もちろん、この状態でもインターネットへの接続は問題なく行える。 色々と試行を行ったところ、同評価環境では、仮想マシンにマップしている 物理 NIC に依存していることがわかった。仮想マシンネットワークアダプターの設定を異なるNIC を使用している仮想ネットワークに変更すると、正常に Windows Update が動作した。 Hyper-V の仮想ネットワークに使用する NIC には、相性があるのだろうか。 ただ、"0x80072EE2" エラーが...

Windows のライセンス認証で、エラーコード 0x80072EE2 が発生

2010/09/15
★★★

Hyper-V で、Windows Server 2008 R2 の評価を行っており、ある特定の環境で、ランセンス認証を行う際にエラーが発生した。 この評価環境は、Windows Server 2008 R2 をインストールしてから、ライセンス認証を行わず、放置してしまっていた 久方ぶりにこの環境を動作させたところ、壁紙に "この Windows のコピーは正規品ではありません" とのメッセージが表示されるようになった。 そこで、ライセンス認証を行ったが、エラー "0x80072EE2" が発生しライセンス認証を行うことができなかった。 さらには、この状態で、Windows Updateを行った際には、"ソフトウェアが偽造品である可能性があります。"とのセンセ...

Linux 統合サービス v2.1 の評価 IDE HDD 編

2010/08/18
★★

Linux Integration Services Version 2.1 for Microsoft Hyper-V の IDEハードディスクサポートの評価情報を紹介する。 まずは、Linux 統合サービス v2.1 インストール前のハードディスクの情報を収集する。 以下は、ブートログの抜粋。 ide: Assuming 33MHz system bus speed for PIO modes; override with idebus=xx  PIIX4: IDE controller at PCI slot 0000:00:07.1  PIIX4: chipset revision 1  PIIX4: not 100% native mode: will ...

Hyper-V Synthetic network adapter の日本語訳

2010/08/17

以下のサイトに "Synthetic network adapter" という単語が掲載されている。 How toConfigure Network Adapters for a Virtual Machine 以下のページ、日本語版を参照すると、"Synthetic network adapter" は、"統合ネットワーク アダプタ" と訳されている。 バーチャルマシン用にネットワーク アダプタを構成する方法 Hyper-V テクノロジにおいて、Synthetic XXX と表記がある場合は、総合 XXX と訳せばよいのだろうか。 Synthetic Storage Controller は、総合ストレージ コントローラーと訳せば良いのだろうか。

Your system DOES NOT support the timesource driver

2010/08/17
★★★

Linux 統合サービス v2.1 のインストールモジュールをメイク時に以下のメッセージが表示されることがある。 "Your system DOES NOT support the timesource driver" これは、Red Hat Enterprise Linux 5 x64 系統の Linux OS で発生する。 Linux 統合サービス v2.1(Linux Integration Services Version 2.1 for Microsoft Hyper-V)の制限事項として、ゲスト OS を Red Hat Enterprise Linux 5 x64 とした場合、"Pluggable Time Sourcecomponent" がサポー...

Linux 統合サービス バージョンの確認方法

2010/08/17

先日リリースされた、Linux 統合サービス v2.1 では、新たに "modinfo"コマンドに対応し、インストールされている統合サービスモジュールのバージョンが確認できるようになった。 まず、インストールされている Linux カーネル モジュールの一覧を表示する。 [root@centkun ~]# lsmod | grep vsc blkvsc 70184 3 storvsc 64264 0 netvsc 73504 0 vmbus 88304 3 blkvsc,storvsc,netvsc scsi_mod 196953 5 scsi_dh,blkvsc,storvsc,libata,sd_mod Linux 統合サービス v2.1 の カーネル...

Linux 統合サービス v2.1 アップグレード

2010/08/17
★★★

前回の記事では、Linux 統合サービス v2.1 の新規インストール方法を紹介した。 では、すでに Linux 統合サービス v2.0 がインストールされている環境において、 Linux 統合サービス v2.1へアップグレードするにはどうしたらよいか。 方法は、至ってシンプルで、 Linux 統合サービス v2.1 の新規インストールと同一の手順でインストールを行えばよい。 Linux 統合サービス v2.1 のインストーラーは、v2.x からのアップグレード処理を自動で実行する。 (*) Linux 統合サービス v1.x からのアップグレードには、特化した手順が必要となる。

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趣味は、プログラミング。Microsoft 技術を中心に、フルスタックエンジニアとして日々鍛錬しています。