ML115 G5 には、オンボードの RAID コントローラーが搭載されている。デフォルト設定では、この RAID コントローラーは、有効化されていないため、BIOS から有効化する必要がある。

また、HP 大好きエンジニアには、おなじみの "HP ProLiant ML115 G5 Server Easy Set-up CD" からのセットアップでは、オンボード RAID コントローラーをサポートしていないため、"Easy Set-up" を使わず OS のセットアップをする必要がある。

BIOS 起動時の以下のメッセージが表示されたタイミングで、"F10" キーで BIOS の設定画面を起動。

Press F10 key for ROM-Based Setup Utility

[Advanced Settings] -> [HDD Configureation] -> [nVidia RAID Setup] で、 [nVidia RAID Function] を "Enable" にする。

続けて、RAID の対象とする HDD を "Enabled" にする。

 [nVidia RAID Function] [Enabled]
[SATA 0 Primary Channel] [Enabled]
[SATA 0 Secondary Channel] [Enabled]
[SATA 1 Primary Channel] [Enabled]
[SATA 1 Secondary Channel] [Enabled]

[Save Changes and Exit] より設定を保存し、再起動する。

BIOS 起動時に以下のメッセージがでるようになるので、"F8" キーで、"MediaShield BIOS" を起動する。

Press F8 to enter RAID Setup utility ...

[RAID Mode] を "Mirrord"(任意) に設定し、[Port] "0.0" と "0.1" のディスクを [Array Disks] に追加する。

"F7" キーより、設定を確定させる。

All data on new (or added) disks will be overwritten. Continue?

[Y] を選択。アレイを構成すると、すべてのデータが消去されるので、注意する。

Clear MBR?

[Y] を選択。

[Array List ] 画面に、作成したアレイが表示されており、[Status] が "Healty" となっていれば良い。

複数のアレイを構成する場合は、同様の手順を実施する。

設定が終わったら、"Ctrl-X" キーで、"MediaShield BIOS" を終了する。

これで、RAID の設定は完了だ。OS インストール時には、1 アレイが 1 ディスクとして表示される。

Windows Server 2008 R2 x64 のインストール評価環境では、以下の手順でセットアップ時にロードされたドライバを以下の手順で確認できる。

[スタート] -> [コントロールパネル] -> [デバイス マネジャー] -> [記憶域コントローラー] のノードを参照。

NVIDIA nForce RAID Controller
プロバイダー: NVIDIA Corporation
日付: 2009/05/12
バージョン: 10.6.0.16
デジタル署名者: Microsoft Windows

NVIDIA nForce Serial ATA Controller
プロバイダー: NVIDIA Corporation
日付: 2009/05/12
バージョン: 10.6.0.16
デジタル署名者: Microsoft Windows 

コメント (0)

コメントの投稿