Hyper-V への Linux インストール

2010/08/16
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Hyper-V のゲスト OS として、Linux をインストールする場合、OS をインストールする前に、"レガシ ネットワーク アダプター" を追加しておく。

これは、Linux が、Hyper-V のネットワークアダプターを自動認識しないため。インストール後にネットワークアダプターのドライバーをインストールすることもできるが、インストール後にネットワークを利用できないと手間がかかり、セットアップ作業の生産性が落ちるため、"レガシ ネットワーク アダプター" を追加しておいた方がよい。

新規に作成した仮想マシンを選択し、右クリックメニューから、[設定] を選択する。

[ハードウェア] -> [ネットワークアダプター] を選択し、[削除] を選択、[適用] を選択し、設定を有効にする。
Hyper-V Delete Network Adapter.

次に、[ハードウェア] -> [ハードウェアの追加] で、"レガシ ネットワーク アダプター" を選択、[追加] を選択、[適用] を選択し、設定を有効にする。
Hyper-V Add Legacy Network Adapter.

以下のように "レガシ ネットワーク アダプター" が追加されていることを確認し、[ネットワーク] ドロップダウンリストより、ネットワークにアクセス可能な "仮想ネットワーク" を設定し、[適用] より設定を有効にする。
Hyper-V Set Virtual Network.

以上の手順で、Hyper-V への Linux インストール前に "レガシ ネットワーク アダプター" を追加しておくと、Linux インストール時にネットワークインターフェースを自動検出されるので便利がよい。

ただし、"レガシ ネットワーク アダプター" は、仮のデバイスであるため、パフォーマンス等で劣る。実用環境として使用する場合は、Linux 統合サービスをインストールすべきだ。

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