MASUDAQ BLOG

NO DEVELOPMENT NO LIFE.

Linux 統合サービス v2.1 の評価 IDE HDD 編

2010/08/18
★★

Linux Integration Services Version 2.1 for Microsoft Hyper-V の IDE ハードディスクサポートの評価情報を紹介する。まずは、Linux 統合サービス v2.1 インストール前のハードディスクの情報を収集する。以下は、ブートログの抜粋。ide: Assuming 33MHz system bus speed for PIO modes; override with idebus=xx PIIX4: IDE controller at PCI slot 0000:00:07.1 PIIX4: chipset revision 1 PIIX4: not 100% native mode: will probe irq...

Hyper-V Synthetic network adapter の日本語訳

2010/08/17

以下のサイトに "Synthetic network adapter" という単語が掲載されている。How to Configure Network Adapters for a Virtual Machine以下のページ、日本語版を参照すると、"Synthetic network adapter" は、"統合ネットワーク アダプタ" と訳されている。バーチャル マシン用にネットワーク アダプタを構成する方法Hyper-V テクノロジにおいて、Synthetic XXX と表記がある場合は、総合 XXX と訳せばよいのだろうか。Synthetic Storage Controller は、総合ストレージ コントローラーと訳せば良いのだろうか。

Your system DOES NOT support the timesource driver

2010/08/17
★★★

Linux 統合サービス v2.1 のインストールモジュールをメイク時に以下のメッセージが表示されることがある。"Your system DOES NOT support the timesource driver"これは、Red Hat Enterprise Linux 5 x64 系統の Linux OS で発生する。Linux 統合サービス v2.1(Linux Integration Services Version 2.1 for Microsoft Hyper-V) の制限事項として、ゲスト OS を Red Hat Enterprise Linux 5 x64 とした場合、"Pluggable Time Source component" がサポートされない...

Linux 統合サービス バージョンの確認方法

2010/08/17

先日リリースされた、Linux 統合サービス v2.1 では、新たに "modinfo" コマンドに対応し、インストールされている統合サービスモジュールのバージョンが確認できるようになった。まず、インストールされている Linux カーネル モジュールの一覧を表示する。[root@centkun ~]# lsmod | grep vscblkvsc 70184 3storvsc 64264 0netvsc 73504 0vmbus 88304 3 blkvsc,storvsc,netvscscsi_mod 196953 5 scsi_dh,blkvsc,storvsc,libata,sd_modLinux 統合サービス v2.1 の カーネル モジュール "blkvsc"...

Linux 統合サービス v2.1 アップグレード

2010/08/17
★★★

前回の記事では、Linux 統合サービス v2.1 の新規インストール方法を紹介した。では、すでに Linux 統合サービス v2.0 がインストールされている環境において、 Linux 統合サービス v2.1 へアップグレードするにはどうしたらよいか。方法は、至ってシンプルで、 Linux 統合サービス v2.1 の新規インストールと同一の手順でインストールを行えばよい。Linux 統合サービス v2.1 のインストーラーは、v2.x からのアップグレード処理を自動で実行する。(*) Linux 統合サービス v1.x からのアップグレードには、特化した手順が必要となる。

Linux 統合サービス kernel-devel のバージョン

2010/08/16

前回の記事にあるように Linux 統合サービスをインストールする際には、カーネルのバージョンと kernel-devel のバージョンを完全に一致させる必要がある。これは、Linux 統合サービスの Makefile を参照するとわかるのだが、参照ライブラリのパスに "uname -r" コマンドが使用されることにある。また、当方の CentOS 環境では、最新の kernel-devel をインストールしてもシンボリックリンクの参照先が間違っており、make に失敗していた。[root@centkun ~]# ls -l /lib/modules/2.6.18-194.el15/build/lib/modules/2.6.18-194.el15/build -> /u...

Linux 統合サービス v2.1 インストール

2010/08/16
★★★

つい先日、Linux 統合サービス v2.1 がリリースされた。以降では、"Linux Integration Services v2.1 for Windows Server 2008 Hyper-V R2" のインストール手順を紹介する。(*) この記事では、過去の Linux サービスがインストールされていない環境への新規インストールを対象としている。まず、以下のサイトより、"Linux Integration Services v2.1 for Microsoft Hyper-V.EXE" をダウンロードする。Linux Integration Services v2.1 for Windows Server 2008 Hyper-V R2"Linux Integ...

Linux 統合サービス v2.1 リリース

2010/08/16
★★

つい先日、"Linux Integration Services v2.1 for Windows Server 2008 Hyper-V R2" がリリースされた。Linux Integration Services v2.1 for Windows Server 2008 Hyper-V R2今回のリリースの特徴と概要は、以下のとおり。Driver support for synthetic devices: ネットワーク ドライバー、ストレージ ドライバーの提供Fastpath Boot Support for Hyper-V: Virtualization Service Client によるパフォーマンスの強化Timesync: ホストとの時刻同期Integra...

Hyper-V への Linux インストール

2010/08/16
★★★

Hyper-V のゲスト OS として、Linux をインストールする場合、OS をインストールする前に、"レガシ ネットワーク アダプター" を追加しておく。これは、Linux が、Hyper-V のネットワークアダプターを自動認識しないため。インストール後にネットワークアダプターのドライバーをインストールすることもできるが、インストール後にネットワークを利用できないと手間がかかり、セットアップ作業の生産性が落ちるため、"レガシ ネットワーク アダプター" を追加しておいた方がよい。新規に作成した仮想マシンを選択し、右クリックメニューから、[設定] を選択する。[ハードウェア] -> [ネットワークアダプター] を選択し、[削除] を選択、[適用] を選択し、設定を有効...

Linux Hyper-V 統合サービスの制限事項

2010/07/10
★★★

以前の記事で、Linux へ Hyper-V 統合サービスをインストールする方法、Hyper-V 上の Linux でマウスキャプチャを有効にする方法を紹介した。今回は、Linux Hyper-V 統合サービスの制限事項について検証する。"Linux Integration Components Version 2" でサポートされていない項目は以下の通り。統合サービス: OS シャットダウン、時刻同期、データ交換、ハートビート、バックアップ ( ボリューム スナップショット )ネットワーク: ジャンボ フレーム、TCP オフロードストレージ: VDH ディスクとパススルーディスク (物理ディスク) のホットプラグバックアップ ( ボリューム スナップショット ) につい...

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趣味は、プログラミング。Microsoft 技術を中心に、フルスタックエンジニアとして日々鍛錬しています。