Windows 7 64bit 環境における MySQL のインストール
Windows 7 64bit 環境における MySQL のインストール
http://www.mysql.com/ にアクセスする。上位タブから、Download (GA) をクリック、フリーのエディションである MySQL Community Server をクリック。"Windows (x86, 64-bit), MSI Installer" -> [Download]。ログオン画面が表示されるが、急ぎの場合は、「No thanks, just take me to the downloads! 」をクリックし、好みのミラーサイトから、mysql-5.1.44-winx64.msi をダウンロードする。ちなみに、DB のエンジンのみで、管理ツールなどが必要ない場合は、ファイル名に essential とついたモジュールをダウンロードする。
あとは、インストーラーを起動し、デフォルトオプションで、インストールウィザードを進める。途中、My SQL Enterprise のダイアログが起動するが、商用エディションもあるんだなと認識し、[Next] で一通りの説明を見れば何も起こらず、インストールが完了する。ウィザードの最後の画面で、[Configure the MySQL Server now] のみをチェックし、[Finsh] ボタンをクリック。[MySQL Server Instance Configuration Wizard] が起動する。
[Next] -> [Detail Configuration] -> [Next] -> [Developer Machine](任意。今回は、開発環境の構築を目的としている。) -> [Next ] ->
[Multifunctional Database]([Transactional Database Only] は、主にトランザクション処理に最適化されている。[Mon-Transactional Database Only] トランザクションが発生しないシンプルなアプリケーションで利用する場合に選択する。) -> [Next ]、
インストールパスを設定する。"\MySQL Datafiles\" を選択(任意。運用環境であれば、IO を考慮して、専用のドライブを設定する。) -> [Next] ->
[Decision Support(DSS)/OLAP](任意。今回は、開発環境の構築を目的としている。運用環境では、[Online Transaction Processing(OLTP)] を選択すべきだろう。) -> [Next]、
コネクションの設定をする。[Enable TCP/IP Networking] をチェック、使用するポートを入力する。他のアプリケーションと競合していなければデフォルト値(3306)でもよい。後でファイアウォールの設定をすることが煩わしいなら、[Add firewall exception for this port] をチェックする。[Enable Strict Mode] にチェック、[Next]、
キャラクターセットの設定をする。[Best Support For Multilingualism] をチェックする。この場合、UTF-8 が設定される。比較的古いシステムのマイグレーションがなければ、UTF-8 を選択すればよい。-> [Next] ->
Windows のオプションを設定する。[Install As Windows Service] にチェック、Service Name は、デフォルト(ここで、設定した名前が、[管理ツール] -> [サービス] に表示される名称となる。)。[Launch the MySQL Server automatically] は、デフォルトでチェックされているが、MySQL を利用しない場合でも、OS の起動時に自動で起動されてしまうので、オフにする。運用環境であれば、MySQL を常に起動させておく必要があるが、開発環境なので、オフにしておき、必要な時に起動すればよい。起動方法は、[管理ツール] -> [サービス] から、起動する。後で、自動で起動にしたくなった場合は、[管理ツール] -> [サービス] から自動起動にもできる。Include Bin Directory in Windows PATH オプションは、MySQL の bin ディレクトリのパスを環境変数の PATH に含めるかどうか。MySQL のインストールで、[MySQL Command Line Client] がインストールされており、これを利用すれば良いので、オフで良い。-> [Next] ->
セキュリティオプションの設定。[Modify Security Settings] にチェック。root アカウントのパスワードを入力する。[Enable root access from remote machines] オプションは、root アカウントのリモートアクセスを許可するかどうか。開発環境であれば、一台環境なので、オフにする。[Create An Anonymous Account] は、セキュリティ上の観点から、オフにしておく。-> [Next] ->
[Execute]、インスタンスの作成が終わったら、[Finish] で完了する。[スタートボタン] -> [管理ツール] -> [サービス] のスナップインで、ウィザードで設定したインスタンス名(MySQL)で、サービスが追加されていることを確認する。
次に簡単な疎通確認をする。[スタートボタン] -> [管理ツール] -> [サービス] のスナップインで確認して、サービスが起動していなければサービスを起動する。[スタートボタン] -> [すべてのプログラム] -> [MySQL] -> [MySQL Server 5.1] -> [MySQL Command Line Client] で MySQL クライアント(コマンドプロンプト)を起動する。起動すると、パスワードを求められるため、ウィザードで設定したパスワードを入力する。ログオン後、以下のコマンドを入力する。(*)コマンドの末尾には、必ず ";" を入力すること。
mysql> show databases;
[Enter] で、コマンドを確定させると、デフォルトのインストール状態では、以下が出力される。
+--------------------+
| Database |
+--------------------+
| information_schema |
| mysql |
| test |
+--------------------+
3 rows in set (0.00 sec)
デフォルトでは、3 つのデータベースが作成されている。そのうち、test データーベースは、テスト用途のデーターベースだ。以下のコマンドで、test データーベースに接続する。
mysql> use test; [Enter]
次に以下のコマンドで、テスト用のテーブルを作成する。
mysql> create table HelloMySql (id integer, message varchar(255)); [Enter]
次に、以下のコマンドでテーブルが作成されたことを確認する。
mysql> show tables; [Enter]
以下のコマンドで、作成したテーブルに行を追加する。
mysql> insert into hellomysql values(0, 'Hello, MySQL!!'); [Enter]
以下のコマンドを入力する。
mysql> select * from hellomysql; [Enter]
以下の出力が得られれば、疎通確認は終了だ。
+------+----------------+
| id | message |
+------+----------------+
| 0 | Hello, MySQL!! |
+------+----------------+
1 row in set (0.00 sec)
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