前回は、オンボード RAID ドライバーの手動インストールについて説明した。

今回は、ドライバーインストーラーによるインストール方法を説明する。

この方法では、OS レベルでの管理ツール NVIDIA コントロール パネル もインストールされる。

本来は、この方法がオーソドックスな方法ではないかと、今更ながら、考えている。

http://www.nvidia.co.jp/ へアクセス、[ドライバーダウンロード] -> [ドライバのダウンロード] の [NVIDIA ドライバダウンロード] ページで以下のオプションを選択する。

[製品のタイプ] "nForce"
[製品シリーズ] "nForce Professional"
[製品ファミリー] "ドライバ"
[オペレーティングシステム] "Windows Server 2008 x64" (任意)
[言語] "Japanese"

[検索] ボタンをクリックする。

nForce Driver の 9.28 がヒットする。

以下がドライバーの説明。イーサネットドライバ等、今回のインストール対象ではないドライバーも含まれているが、インストール時に必要なものを選択できるので、問題ない。 

Windows Server 2008の64ビットドライバのバージョン:
•nForce Professional 3000シリーズ マザーボード向けWHQLドライバ。
•イーサネットドライバ(v71.03) WHQL
•ネットワーク管理ツール(v71.03)
•SMBusドライバ (v4.71) WHQL
•インストーラ(v7.08)
•IDE SataRAIDドライバ(v10.3.54.4) WHQL
•IDE SataIDEドライバ(v10.3.54.4) WHQL
•RAIDTOOLアプリケーション(v10.3.54.4)

今回、必要とするのは、"IDE SataRAID ドライバ"、"RAIDTOOLアプリケーション"。

使用許諾に合意し、ソフトウェアをダウンロードする。

ダウンロードしたファイル名は、以下のように "english" となっているが、インストールされるソフトウェアは、日本語になるので、マルチリンガルパッケージと考えられる。

9.28_nforce_winserv2008_64bit_english_whql.exe

ダウンロードしたファイルを実行し、以下の点に注意して、インストールを進める。

[機能の選択] 画面で、[NVIDIA ストレージ ドライバ] のみを選択する。[NVIDIA イーサネット ドライバ] は、選択を外す。

インストール完了後、[NVIDIA コントロール パネル ビューの選択] 画面が起動するので、[標準設定] を選択し、[OK] をクリック。(詳細表示は、インストール後でも NVIDIA コントロール パネル の [表示] -> [詳細] で表示できる。)

[NVIDIA コントロール パネル] が起動する。

これで、RAID ドライバーもインストールされている。

デバイス マネジャーから RAID ドライバーを確認する方法は、以下の記事を参考にして欲しい。

ML115 G5 オンボード RAID ドライバーアップデート

インストールされた "NVIDIA コントロール パネル" を使えば、BIOS レベルではなく、OS レベルで、RAID の管理ができるようになる。

ただし、その分、オペレーションミスもおかしやすくなるため、注意が必要だ。

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