MASUDAQ BLOG
NO DEVELOPMENT NO LIFE.
sendmail と dovecot による仮想ユーザーの実現
CentOS 5.4 のデフォルトの MTA である sendmail、デフォルトの MRA である dovecot を使用した仮想ユーザーメールサーバー構築について考える。ここで述べる仮想ユーザーとは、Linux のユーザー (/etc/passwd) を新規に作らず、発行されたメールアカウントを指すものとする。sendmail で仮想ユーザーを実現するには、"Cyrus SASL" を利用する。"Cyrus SASL" は、sendmail で、SMTP 認証を実現するために利用するもの。SMTP 認証を行わないのであれば、MTA からユーザー情報にアクセスする必要がなく、もちろん仮想ユーザー情報も意味をなさなくなるため、MTA で仮想ユーザーを利用することは、SMT...
Dovecot の仮想ユーザー対応
以前の記事で、SMTP 認証の仮想ユーザー対応について紹介した。メールサーバーにおいての仮想ユーザーとは、Linux アカウント (/etc/passwd) を作成することなく、メールサーバー独自のユーザーを指す。今回は、POP3/IMAP サーバー dovecot での仮想ユーザー対応方法を紹介する。"dovecot" グループを作成する (CentOS では、dovecot インストール時に作成されている)。GID は、任意。[root@centkun ~]# groupadd -g 510 dovecot "dovecot" ユーザーを作成する (CentOS では、dovecot インストール時に作成されている)。GID は、任意。[root@centkun ~]...
dovecot の pop3, imap 認証で sasldb データベースを利用する
以前の記事では、sendmail において、SMTP 認証で使用するユーザー、パスワードを Linux アカウントではなく、auxprop プラグインで独自管理する方法を紹介した。この際、auxprop プラグインは、"Berkeley DB" 形式のデータベース: /etc/sasldb2 ファイルに格納されたユーザー情報をリソースとする。しかしながら、致命的な問題として、Dovecot は、認証リソースとして、sasldb( Berkeley DB 形式 ) をサポートしていない。[Dovecot] Auth user from sasldb with dovecotRe: [Dovecot] Auth user from sasldb with dovecot - ...
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