MASUDAQ BLOG
NO DEVELOPMENT NO LIFE.
MOSS OutOfMemory の怪
IA-32 系のプロセッサを搭載したマシンでは、1 プロセスが参照可能なアドレス空間は、4GB(2^32=4294967296) だ。 そのアドレス空間の上位 2G がカーネルモード用、下位 2G がユーザーモード用。 MOSS のモジュールが既に 300MB 位を利用しているため、IA-32 系の環境では、約 1.7GB のアドレス空間の中で、MOSS のカスタマイズを行う必要がある。(*) MOSS がユーザーモードアドレス空間の拡張に対応しているかは未確認。 (*) メモリの仕組みについては、「第4回 メモリー管理のキー技術「仮想メモリー」を知る」を参考のこと。 1.7GB、筆者にとっては途方もない数値。実際、筆者が構築してきたシステムでこのアドレス空間を食い潰し...
ThinkPad FAN ERROR
いつも通りにマシンを起動し、書類の整理をしていた。 何故か、マシンの電源が OFF 何故?と思い、滅多に見ない起動シーケンスを確認 すると、画面左上に、一行、「FAN ERROR」と表示され、何秒かでシャットダウン。 最悪、「FAN ERROR」だから、データは無事だから、何とかなるなるなと思いつつも、修理に出すと、マザー交換になって、いくらかかるんだろうかと。前のマシンは、7万位かかったし。 で、BIOS で FAN のチェックをしないとかのオプションがあるんじゃないかと思い、BIOS をあげようとするも、「FAN ERROR」が先にでて、電源 OFF 。 と、ここであるひらめきが、「FAN ERROR」が表示されたときに、[Esc] キーを押したらどうなるか? 見事、...
MOSS リストアイテム取得メソッドの怪
今回は、MOSS の開発系の話。MASUDAQ.COM 提供予定の MOSS Web パーツの開発を進めていた所、一つの謎にぶち当たった。それは、MOSS のオブジェクトモデルを利用して、リストアイテムを取得するロジックについてだ。MOSS のリストは、Microsoft.SharePoint 名前空間の SPList クラスで表現される。この MOSS のリスト SPList に対して、リストアイテムは、同名前空間の SPItem で表現される。SPList オブジェクトから、SPItem を取得するインターフェースは、多数にあるが、今回の開発では、リストアイテムの ID が分かっていたため、リストアイテムの ID をキーにして、リストから、該当するリストアイテムを取得...
ホームサーバーソリューションの提供
ホームサーバーを構築してから、もう 5 年の歳月が経とうとしている。当時、モデムのダイアルアップによるインターネットアクセスがほぼ廃れ、ADSL 全盛の時期に筆者は、契約プロバイダの制約のため、ADSL を利用できずにいた。そのため、筆者は、背面教師というべきか、ダイアルアップに固執し、研究し、ダイアルアップでも可能な Web のサービスを模索していた。ダイアルアップによるホームサーバーのインターネット公開の実験にも成功。RAS(Remote Access Server) による外部からのホームネットワーク接続経路の構築にも成功した。と、様々な研究、実験を繰り返し、既に万全の準備が整い、契約プロバイダの ADSL 対応が発表され、迅速に契約を行い、ADSL 環境を導入した...
携帯ブラウザ対応
後輩から、PC からのアクセスした場合と、携帯電話からアクセスした場合で表示する画面を変更するためにはどうするのか??と聞かれていたことを思いだす。PC、携帯アクセス判別方法の定石の方式は、HTTP ヘッダの「HTTP_USER_AGENT」を取得して判別する方法。NTTドコモ: 「HTTP_USER_AGENT」の先頭文字列が「DoCoMo」で始まる。cf. NTTドコモ 公式サイトau by KDDI: 「HTTP_USER_AGENT」の先頭文字列が「KDDI」で始まる。cf. KDDI 公式サイトSoftbank: 「HTTP_USER_AGENT」の先頭文字列が「J-PHONE」or「Vodafone」or「SoftBank」で始まる。PC: 「HTTP_USE...
今後の展望
当サイトの現状の計画としては、まず、Microsoft Windows SharePoint Services 3.0(WSS)、Microsoft SharePoint Server 2007(MOSS) の Web パーツ開発を実施していくつもりです。キラーコンテンツとなり得る Web パーツ、サイト定義の開発を中心に考えています。特に開発元である欧米と日本の文化を繋ぎ合わせる日本独自の要望を汲み取った Web パーツ、サイト定義、リスト定義を開発したいと考えています。
Abount this blog.
当サイト開設 2 年でやっとブログを掲載しようと構想しています。ただ、たまには、感想や思ったことを書きなぐってもいいかなとは思いますが、基本的には、専門的な技術に関することを記載しようと考えています。当面は、スタティック HTML ベースでの掲載となりますが、MASUDAQ.COM のブログシステム開発が完了次第、そちらに移行する予定です。
最新の記事
- ASP.NET Core アプリで、掲載コードをハイライト表示する
- Blazor WebAssembly で Azure OpenAI Service のフロントエンドを開発
- ASP.NET Core Web アプリで、Bootstrap Icons を使用する
- ASP.NET Core Web アプリの Bootstrap バージョンを最新にする
- ngrok の代替となる Visual Studio 2022 Dev Tunnels
- Visual Studio 2022 で Sass(.scss) をコンパイルする
- Azure App Service 発行プロファイルで appsettings.json を除外する
- Azure App Service でネスト構造のアプリケーション設定を定義する
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- System.Drawing.Common の代替として Microsoft.Maui.Graphics を Linux で利用する